2014年6月19日木曜日

【むかし話】ギザギザハートのきんだい子守唄3

峠での走りにも目覚めてきた頃です。
そろそろCB250RS-Zから、もう少しパワーのあるバイクが
欲しくなってきました。

古くから連載している「750ライダー」は勿論の事ですが
「あいつとララバイ」とか「ふたり鷹」なんてマンガがガンガン
やってます。この時点では「バリバリ伝説」は連載開始して
いませんでした。

そしてジャンプかプレイボーイかで連載が開始されたマンガ
「街道レーサーGO」で主人公が乗ってるYAMAHA RZ350
が750ccのバイクを餌食にしてガンガン走っていてエエなぁ。
と思っていました。私はHONDA派なんですがHONDAには
中型の2ストが無かったと思います。

そんな時です。私の好きなHONDAから2スト250ccのレーサー
レプリカのMVX250Fが発売されるという記事を見ました。
「これや!」って事で即・購入決定!

当時、OPENしたての「RSタイチ」の阪名道路(上り)の店に
注文しに行きました。この店舗って本店なんですね。
私は、「赤黒」のカラーリングがシブいと思っており、これを注文
する予定です。
「トリコロール」

「赤黒」

「青白」

注文当日、CB250RSと一緒にRSタイチに行ったのですが、入り口で
小学生が、展示してあるMVX250Fを見て、このバイクのカラーリングは
やっぱし、この色(「トリコロール」)が格好エエなぁ。
「そうや。そうや」という声が聞こえてくるじゃないですか。

直感。というか若い感性に刺激されて、注文の5分前にカラーリングを
「赤黒」から「トリコロール」に変更しちゃいました。
CB250RSは、「小学生の意見でカラーリングを変えるなんて・・・」
と、注文している私の横で呆れてます。


そして暫くした1983年2月28日にMVX250Fが納車となりました。
(先日、実家で発見したノートに記載してあったので納車日が特定)

納車日はCB250RSに2ケツして「RSタイチ」に行きました。
一通りの説明を受けて出発。直ぐに阪名道路を上ってひとっ走りです。
たしか、この頃には阪名道路も無料になっていたので奈良方面まで
走った様な気がします。

初めて乗る2ストのエンジンは、そりゃぁ扱いにくくて。。。
まずはクラッチを上手くミートさせないと発進が遅い遅い。
CB250RS-Zなんか適当にクラッチをつないだらトルクがあるから
ぐい~ん。と発進します。でもMVX250Fはタイミングが大事です。

それ以上にビックリだったのはエンジンブレーキという概念が存在
しない事です。2ストだから当たり前なんですが、コーナーに突っ込む
時には、思いっきりブレーキをかけてスピードを緩めないと恐いです。
そうすると立ち上がりが全然プーで。
ちゃんとギアを落としながら回転数を上げて立ち上がりに備えないと
駄目です。こんなん2ストに乗るのなら当たり前田のクラッカーな話
なんですが当時は2スト初心者なので全然駄目でした。

しかし納車当日の話とはいえ、こんなに乗りにくいと思ったバイクの
MVX250Fで峠を走り回って、更に沖縄を除く日本国内をツーリングで
走る事になるなんて予想もしませんでした。
北海道一周には2回行ってるし。社会人になってからの2泊3日の
弾丸ツーリングもしてるし。

しかし、初めての2ストには驚かされっぱなしでした。


では。

4 件のコメント:

  1. 1983年かぁ。バイクブーム真っ只中ですな。
    でもRZに比べたらMVXは4ストっぽくて乗りやすかったと思いますよ。

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  2. 確かに乗りやすかったけど、最初だったのでね。
    あの時の小学生は、その後、どんなバイク買ったんやろね。

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  3. にしても、オヤジライダーはリターン…してないがな。

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  4. うっ。やべぇ。

    来週くらいに試し走りでも行ってみようかなぁ。
    (まだ、足が痛いねんけど。乗れるやろか)

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