「わんこそば」で腹一杯というか満腹プクプク状態です。
普段でもパンパンの腹なのにぃ・・・。
店を出てから盛岡駅のベンチで横になって1時間くらい休憩。
ブラックが、せっかく盛岡に来てるねんから雄大な草原牧場の
「小岩井農場」にでも行こうや。と言い出しよったので出発する事になりました。
ブラックは限界まで食わずに余力を残してたみたい(ズルい)
まだ、吐きそうな私。
私は学生時代に車で1回、バイクで2回、北海道に行ってるので
「小岩井農場」と言われても、あんまり興味がなかったのですが、
兎に角、横になって休憩をしたいという気持ちが1000%でしたので
「小岩井農場」に向けてバイクを走らせました。
MVX250はハンドルもセパハンにしてステップもバックステップに
改造をしており、街道レーシング仕様の為に前屈みのバイクに
乗ったら本気で吐きそうです。ヤバイ。
<ちょっと、ブレイクタイム>---------------------------
少し余談になりますが、この弾丸ツアー決行の少し前に
我が家でパーティーをしている時に誰かが突然、ピザを
食いたいと言い出しまして(当時はデリバリーはなかった)。
ノリでバイクと車に分乗して難波へ出動する事になりました。
バイクは私(MVX)とSeaBreezeの後輩(現役学生)の2人です。
山口県出身のN君(CB750)と今回の主人公のO君(CB750)。
車は、ブラック(プレリュードやったけ?)の1台だけです。
ブラックはパーティーに来ていた女性陣を独占して車に
乗せています。我々バイク組は孤独に走るだけです。
泉北から阪神高速・堺線を相当なスピードで難波まで。
高速を使ったとはいえ、ブラックはバイクの時と同じで
車でも無茶な運転をしてバイク組と同時刻に到着。
たしか「リバティーハウス」って店名やったかな。まぁエエか。
そこでパスタ(大盛り)やピザなんかを食いまくりました。
その後、帰ろうというタイミングでCB750(O君の方)が、
腹いっぱいでキツイっすわ。と言うてたのですが、聞き流して
そのまま店の前で別れてました。
ブラックは女性陣を順番に送るって事で走り去っていきました。
問題はCB750コンビの方です。
我々と別れて2台で走っている時に、後ろを走っていた
山口県のN君のCB750に何かが飛んでくるではありませんか。
次の信号で前を走っていたO君を見るとヘルメットを被ったまま
ゲロっておりタンクはミミズだらけ(大盛り)だったそうです。
ヘルメットもエライ事になっています。
なんと、O君は時速80Km(推定)で走りながらゲロってた模様。
本人曰く、気分が悪くなってきたので、止まってから
吐こうと思って止まる場所を探してるうちに、ヤッてしまったそうです。
O君は、近くの水道でヘルメットのゲロを洗い流して、
そのヘルメットに水を入れてバイクのタンクを洗い流したそうです。
その後は匂うヘルメットを被って寮まで帰ったそうです。立派!
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なんて事を思い出しながら、CB750(O君)みたいにヘルメットを
被ったまま吐いたらアカン。吐いたらアカン。吐いたらアカン。吐いたらアカン。
と呪文の様に唱えていました。
まさに、マラソンの君原選手みたいに『次の電柱まで・・・』という感じで
『次の信号まで・・・』という気持ちでした。
なんとか片手運転で上体を起こして運転をしてヘロヘロ状態で
タンクを蕎麦で満載にする事もなく、「小岩井農場」に到着。
羊のメリーさんを見る事もなく芝生にバタンキュー(死語)。
ブラックは誰かに暑中見舞いを書いてるけど、私は言葉を
発する事もなく横でダウン(-.-)zzz。
雄大な自然にある小岩井農場
どのくらい寝たのか判りませんでしたが、目覚めたら夕陽が。
横を見るとブラックも寝てます。
ヤベぇ。もう夕方やんけ~。今朝、起きてから殆ど距離を稼いでいない。
逆光で見にくいけど「小岩井農場」の看板です。
早々に「小岩井農場」を後にした2台の2ストクォーターは盛岡インターまで
行き、そこから東北道を南下します。「それドンドン」って感じ。
「わんこそば」&「小岩井農場」でエライ時間を使ってしまったので
頑張って走ります。行けるとこまで行くゾー。って感じですね。
だいぶ腹の調子もマシになってきたのでレースみたいに走ります。
でもでもハードな工程のお陰で眠いっす。
居眠り運転で何度も事故りそうになりながら、ブラックとホーンを
鳴らしあって目を覚まして走ります。
しかし、もう限界まできていたのでストップ。時間は、23時頃(と思う)
場所は二本松あたりだったと思うのですが・・・(覚えてましぇん)。
ここで高速から出ずにインター横の道路公団の事務所横あたりで
こっそり寝ようという事になりました。(なんせ23時過ぎなので)
我々が寝ようとしていた駐車スペースの横に事故した車の
残骸が放置されていたのは、ちょっとビビりましたが。
就寝。これで2日目は終わるのです。
さて、3日目の朝です。
野宿をした二本松あたりのインターで目覚めた2人は、そのまま
高速を降りて、朝メシを買う為に店を探しながら走ってました。
当時はコンビニの数もまだまだでしたので、やっと見つけた、田舎の
雑貨屋っぽい店(よろず屋みたいな感じ)で停車。まだまだ早朝です。
『Loquor Shop松本酒店』という店でした。
牛乳とパンくらいでエエかな。と思い店に入りました。田舎の店は朝が早い。
詳細は言えませんが、ブラックは全国に営業所のある食品会社に勤めております。
その雑貨屋っぽい店にも、ブラックの会社の商品が置いてあり、ブラックは、
「ボクは、◯◯◯◯の営業で店舗さんを営業車で回ってるんですワ。」
みたいな感じで仕事の話をして盛り上がってます。これ以上は言えねぇ。
そしたら田舎の雑貨屋の夫婦(推定60歳くらい)は、僕たち(ブラック)の事を
エライ気に入ってくれて、「奥に入ってお茶でも」という事になりました。
そして、なんとなんと、「朝御飯は?」と聞かれたので、「まだです。」
と回答したら、「それなら朝御飯を食べていきなさいヨ」と言ってくださり、
見知らぬ土地でのブラックの絶妙トークのお陰で朝飯をゴチになりました。
よくやったブラック。久しぶりのエエ仕事や。流石、営業!
違反したり、転倒したり、喧嘩したり、入院したり、パトカーをブッチしたり、
オービスを光らせまくったり、事故ったりの話ばっかやったけど・・・
100年に1度の手柄や。ホンマによくやった。
(昨日の「わんこそば」以来の食事です。あんなに食ったのに腹は減る)
おじさん。おばさん。お世話になりました。
ググったんやけど、リカーショップ「松本酒店」は見つける事が出来ません。
「これかなぁ~?」という店はあったのですが、自信がありません。
ここは、ブラックに店を特定してもらい、28年目の「お礼参り」じゃなくて
「お礼」ツーリングに行きたいと思います。
ブラック君。店を探してくれ~。。。。期待しとるでぇ。
それにしても、こんな写真まで持ってるとは、私はマメっしょ。エライ!
そこから猪苗代湖を一周した模様(?)。
<話は横道にそれて、再びブレイクタイム>---------------------------
先日ブラックと新橋で飲んでいる時に、この弾丸の想い出話を
していたのですが、ブラックは、この後、猪苗代湖に行った。
と言うのですが、私には全く記憶がありません。でも写真を取り出すと
会津若松駅で写ってるし。ブラックの記憶が正しいのでしょうか。
しっかり、会津若松駅に行ってるんやけど('ω')
でもなぁ、猪苗代湖を一周したんやったら、絶対に『猪苗代湖』という
看板のあるところで写真を撮ってるはずやねんけどなぁ・・・。
それに時間と距離から勘案すると一周は無理があるねんけど。
まっ、エエか。そこんとこはファジーでいこう。なんせ28年も前やし。
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『Loquor Shop松本酒店』で朝飯を御馳走になってから猪苗代湖を
一周(?)し終わったのは多分、朝の11時頃だったんじゃないでしょうか。
(私の記憶には無いのでホンマに猪苗代湖を一周したんやろか?)
その後、折角、ここまで来たんやから、「いろは坂」を攻めに行こうや。
と、どちらかともなく言い出して、そこから「いろは坂」へ。
しかし、ここから「いろは坂」のある日光までは約200Kmもあります。
なので、再び、東北自動車道に乗ってカッ飛ばします。
弾丸コンビは、警察の餌食になる事もなくガンガン飛ばします。
そして宇都宮インターくらいで高速を降りて日光方面へ。
ついに「いろは坂」です。
子供の頃に観光バスで来た記憶の「いろは坂」はグネグネ道で
とても攻める様なとこじゃないと思っていたのですが、まぁ記念になると
言う事で2台の2ストでそれなりに攻めましたがあんなヘアピンばっかしで、
観光バスや車だらけなんで、あんまり覚えてましぇん。
到着してエレベータで「華厳の滝」まで降りて滝を見学です。
ここからエレベータで下ります。
エレベータで上下するだけで400円なんすね。
この何年か後に地震で滝の形状が変わったみたい。
しかし、時間が無いちゅのに余裕の観光旅行をしていますね。
その後、一方通行の「いろは坂」を下山。
エロいポーズ?
この時点で3日目(火曜日)の昼の14時とか15時のはずです。
明日は仕事だぁ。
【帰還リミットまで、あと14~15時間】
サラバ。